本当のおいしさ 慶東同の努力 毎年秋になると「カニ愛好家」たちが次々と大閘蟹(チュウゴクモズクガニ)が市場に出る時期を追跡しはじめます。大閘蟹(チュウゴクモズクガニ)はもともと中国大陸の東部海域沿岸と海に通じる川や湖に分布していました。近年になり業者が稚蟹の養殖を開始しており、《慶東農場》は台湾で数少ない合法での大閘蟹(チュウゴクモズクガニ)を養殖する業者の1つです。 《慶東農場》は毎年2か月間のみ開放されています。薬剤師出身のオーナーである黄喜慶さんと岳父である林東浜さんは、長期間にわたる準備と飼育作業にこだわりを持っています。毎年12月に水草を植え、旧暦の正月前に稚蟹を放ち、小麦麦芽を与え、数度の脱皮と成長を静かに見守り観察し、9月末を待って初めて捕獲が開始されます。 今さっき水揚げされた大閘蟹(チュウゴクモズクガニ)をきれいな水で洗った後、特製の「気泡スパ」に送り、水を飲ませることと水を吐き出させる等の手順を経て腹の中の砂粒をきれいに吐き出させた後、さらに循環水での浄化処理を行います。大閘蟹(チュウゴクモズクガニ)が「金毛爪、瓷白腹、青背甲(金色の毛爪、白い腹、青い甲羅」の状態となり初めて市場へと出荷します。 今まさに旬の大閘蟹(チュウゴクモズクガニ)には、たっぷりの卵とカニミソがついています。必ず熱いうちにお召し上がりあれ。口に入れるとわずかにしょっぱい蟹の身と甘いカニミソ、卵にイグサの淡い草の香りが加わり、美食中の最高級品と言える尽きぬ後味の美味しさです。 本当の楽しさ 師匠の故郷 国際的にも誉れ高い「大甲蓆帽」の原産地は台中市大甲区の《匠師的故郷休閒農業区(師匠の故郷レジャー農業エリア)》に位置しています。ここは国宝級の芸師薪伝賞受賞者である柯荘屘さんの故郷です。イグサの生産と編み込みの重要な発展の拠点となっており、農村と自然体験を結び付けています。同時に田野と海岸の風景のあるレジャー農業エリアとして、《葵海休閒農場(葵海レジャー農場)》はまさにその中でもとても好評を博している観光スポットです。 農場のオーナーである邵仁裕さんと一緒に歩き、河が海に通じている海辺の境界点にやってきました。ここでは学校の先生が「河口の生態教室」に生徒たちを連れてくる必要はありません。特に引き潮の時間帯、水位が最も低くなる前後それぞれ2時間に、シオマネキが最も活躍し、捕食と求愛の準備をする時間となっているため、多くのシオマネキの足跡を見つけることが出来ます。子どもたちを連れた保護者の方は子どもたちの安全に気を配るほか、子どもたちに「シオマネキを捕まえず、ゴミを残さない」などの観念を教え、生態環境の教育が継続できるよう特に注意してください。 農場に戻れば、さらに多くの素晴らしいイベントがあります。《葵海休閒農場(葵海レジャー農場)》が心を込めて造り出した蓮花生態池は、水深が立ち上がった大人のふくらはぎまでしかなく、大人も子供も立って自由に水遊び、魚の餌やり、ボート体験、釣りのおもろさを体験でいます。「焢窯(土窯での蒸焼)」も絶対に見逃せない体験イベントです。パークでは薪、工具と鶏肉、サツマイモと卵などの食材を提供しています。客人が自ら薪をくべ、泥で窯を封じるなどを行います。窯を開ける時には土窯で蒸した鶏とサツマイモの香りであふれます。農場が特別に準備した、甘い口当たりの大甲芋頭飯を組み合わせれば、本当に5つ星クラスのアウトドアでの味わいです。大甲が芋頭(タロイモ)の産地であることから、《葵海休閒農場(葵海レジャー農場)》では「大甲芋頭酥(タロイモを使った中国菓子)DIY」イベントも行っています。次回台中の大甲を訪れた際には、急いで土産物屋に向かって既製品の芋頭酥(タロイモを使った中国菓子)を購入せず、自ら作ったものを味わうチャンスをものにしてください。